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五輪書(現代語訳) 宮本武蔵 読了

五輪書(現代語訳) 宮本武蔵

マンガのバガボンドから影響を受けて、宮本武蔵の五輪書を読んでみた。

約400年前の大剣豪の話だけれども、ビジネスやソフトウェアでも使えるようなことが書かれていて、かなり面白い。

特に勝つためにはどうするか、ということが散りばめられている。

自分が近頃気になっている世界No.1ゲーマーの梅原大吾さんと同じようなことを言っていて興味深い。是非、2冊を読み比べてみて欲しい!!


【地の巻】

二天一流という武蔵の兵法の概略が記されている。

武士にあっては、さまざまな武器・武具をつくり、その利点や用法をよくわきまえていることこそ武士の道というものであろう。武器の用法を習得せず、それぞの武器の利点をもしらないというのは、武士としては少々嗜みの浅いことではないか?

例えば言語、ライブラリを知り、それらの特徴を考え用法を取得してこそソフトウェアエンジニアと言えるんだろうなぁ。特に手持ちの小さな知識だけで戦わないように気をつけねば!

兵法の拍子にもさまざまあるものである。

・合う拍子・・・相手の呼吸に合う拍子

・違う拍子・・・相手の呼吸を外す拍子

・当る拍子・・・適した拍子

・間の拍子・・・間を取る拍子

・背く拍子・・・相手の拍子を崩す拍子

これは攻めたりするときのタイミングなんだろうなぁ。

相手の拍子を知り、敵の予想もしない拍子をぶつけることで勝つということ。


【水の巻】

心の持ちようが記されている。

この書に書き付けたことを、自分自身のこととして、ただ書付を見るとか、習うとか思わず、物真似をするというのではなく、すなわち自身の心の中から見出した道理とするよう、常にその身になってよくよく工夫しなければならない。

これは腹に落ちるまで自分で考えてやってみるを繰り返さなければいけないってことだと思う。知識からの実践を通して自分の中でフィードバックを繰り返す必要がある。

目の付けようは、観・見二つの目の付け方があり、観の目(大局を見る目)を強く、見の目(細部を見る目)を弱くして、遠いところを近くに見、近いところを遠くに見ることが兵法では最も大切なことである。

モノツクリはもちろん、レビューでも使えるこの考え方。

観の目をもって、大局を見失わないようにしていく必要がありそう。


【火の巻】

戦いのことが記されている。

敵になるということ。「敵になる」というのは、自分が敵になり替わって考えよ、ということである。

これは相手の立場になって、相手の呼吸を読めということ。

ソフトウェアを作成するときもユーザーの立場になることがあるが、競合会社がどのように考えているのかも考える必要がありそうだ。敵の立場になってみるというのはなかなかできないよなぁ。。。


【風の巻】

他の流派のことが記されている。

長い太刀を好む流派をバッサリと切っている。

場所、状況によって使うもの、効果的なものが違うということ。

目標は勝つことであって、長い太刀を使うことではない。

わけもなく長い太刀を嫌うのではない。長い太刀に偏執する心を嫌うのである。


【空の巻】

二天一流の兵法の道に入ることが記されている。

難しくて全体を理解できないが以下の文言はジンワリときた。

有るということを知って、無いということを知るということ、これがすなわち空である。