JaSST'19東北で同値分割のワークしてきました

今年で7回目となったJaSST東北に実行委員として参加しました。 2013年に立ち上げてから早7年。立ち上げたときはバタバタ過ぎて、ここまで来れるとは想定していなかったけど大分遠くへ来たなぁと改めて思いました。

ソフトウェアテストの練習帳

今年はなんと本を作っちゃいました! 実行委員メンバーで半年以上かけて作り上げた約250ページのソフトウェアテストの練習帳です。 いやー 本当に凄い仲間だと思いますが、若干オカシイ気がします(褒めてる)。そしてみんなで作った本が手に取れるってとっても嬉しいことということに気づきました。

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練習帳

同値分割法・境界値分析のワーク

本会では同値分割のワークを担当しました。「基本にして究極」と呼び名が高い同値分割法について自分なりに伝えたいことをたくさん盛り込みました。自分が気になっていたことの一つに『同値分割と境界値分析が一緒に使われ過ぎ問題』というのがありました。
そのため、そこを解消する離散系の同値分割のワークを厚めにいれました。解説はもう少し丁寧に実施した方が良かったかなというのがちょっと反省点です。

おやつを分ける

そうはいっても色々考えて作成した問題より、アイスブレイク的なノリで入れた「おやつの同値分割」がとっても盛り上がりました。 こんなの↓

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おやつ問題

参加者の皆さんは色、形、味、転がるかなど様々な観点で同値分割をしてくれました。もちろん唯一の正解はないです。あるのは自分がどういう風に考えたか、そしてそれに沿ってどうグループ分けをしたかということですね。基調講演をしてくれたコヤマンの「唯一の正しい答えなんてないんだ。自分の頭で考えて、そして決めなさい」というメッセージとリンクした感じがしました。

練習帳のこれから

いまのところ練習帳はJaSST東北に参加してくれた人しか持っていませんが、この後どう取り扱っていくかを実行委員で考える予定です。 既に会社で使いたいと言ってくれてた人が居たりと、需要ありそうなのでしっかりと考えていきたいと思います。 毎年練習帳を使った新人教育を頼んでくれる企業とかいると嬉しいなーと妄想しています。

そんじゃーね!