ファシリテーショングラフィック読了
ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法 (ファシリテーション・スキルズ)
- 作者: 堀公俊,加藤彰
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
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会社のミーティングが空中戦になることが多いので、ファシリテーショングラフィックの練習会に参加することにした。
事前に読んできてください指定されたので、会社の友人に借りて読んでみた。
個人的にはファシリテーションっていうのはあんまり好きじゃなかったけど、本を読むといいなぁとか使ってるなぁっていうのはある感じ。
ファシリテーション、ファシリテーションって言ってる人が嫌いだったんだろうな〜と過去を振り返ってみる(笑
気になったところ
P44 前もって議論の展開を考え、使えそうなツールを思い描いて…(略 それを会議が始まるなり押し付けるのは、あまり感心しません。 参加者のやらされ感が募る上に、「何か落としどころがあるな」と 勘ぐられ、抵抗力が生まれるからです。
これは本当にそう感じる。自由に意見をだしてくださいって言っておきながら、最後は自分の方向になんとか持っていこうとするのは本当に辞めてほしい。自分もそうならないように気をつけないと。。。
P79 気に入ったイラストがあったら、何度も練習してみてください。 使えそうなイラストを頭の中にストックしておいて、 これを使おうと決めたらスラスラと手が勝手に動くのが理想です。
せっかくの手書きなので、イラストは使わないとだね。
ちょっと練習しておこう。。。
P81 縦の論理と横の論理を意識しながら、話を聴きます。 縦の論理:前提〜根拠〜結論 横の論理:あるテーマに対する切り口
自分の中で何点か観点を用意すればいいということだ。マトリックスだとそれが横軸に表現されるので、マトリックス型の絵は書きやすいかも。
P86 話し合いの進め方が気に食わなくて、反論ばかりする人もいれば、 自分の存在を認めて欲しくて過去の経験を語る人もいます。
確かにその通り。この一文がこの本で一番ズギュンと来た!
意見をする人の性格や欲求を考えることが1つの近道かもしれない。。。
P89 パーキングロットを使おう! (テーマから外れた意見のときは)ホワイトボードや 模造紙の端などにスペースを取って、メモしておきます。
変なところで盛り上がるというのはあるので、こういうことを覚えておけばいいのかも。
感想
全体を通して見ると理論のところから、実際のやり方、そしてファシリテーターの思考の流れを書いた具体例もあって、分かりやすい本だと思う。
付箋を使ったり、A4用紙を使ったりと実践的なテクニックも乗っているので自分のやる気次第で明日から使えるはず。
自分がファシリテーターを好きじゃない理由
感想を書いていて、ファシリテーターがあまり好きじゃない理由がなんとなく分かった!今まで会った人の中には自分は知っているんだぞオーラを出したり、自分の落としどころに持っていこうというのが見え見えの人がいたからだと思う。
例えば上に書いたパーキングロットも名前を出さないで、ただ端に書けばいいのに、「これはパーキングロットと言って…」と説明を始める人がいたりする。正直ウザい。。。
反面教師としてそういう変な人にならないようにしようと強く誓った(笑