「企画と開発のボーダレス化へ Day1」

今回の勉強会は「企画と開発のボーダレス化へ」。 もうテスト~開発も飛び越して、マーケットの話までやっちゃうTEF道は面白すぎるw 講師はCJM(カスタマージャーニーマップ)の勉強会のときにゲストで来ていた内城さん。 今回は2回シリーズのDAY1「インプット編」です。

内城さんはこれまでに200以上の製品開発に関わっているみたい。 もうそれだけですげぇ!!

ワークショップのお題はTV!どんなTVがこれから求められるのか。 お題だけで超楽しそう!!

まずは内城さんからコンセプトのお話。 コンセプトって分かりにくいので、大ヒットしたシャンプーを具体的な例として説明してくれました。 「コンセプトとは、市場で優位なポジションを築くため、どんな価値に重心をかけるか示した約束」 いやー なるほどって感じですね。そして言葉のチョイスがオシャレ。 逆に何でもやるはコンセプトではない!といってました。激しく同意ですw

今回のワークで使う思考のフレームワークはとてもシンプル。 「自社の強み」 × 「生活者・市場の潮流」 という二つの観点から新しいTVを考えていきます。

ポストイットとペンを持ちながら、生活者や市場の潮流についてのデータを聞きながら どんどん書き留めていきます。30枚くらいは書いたでしょうか。 面白いキーワードも出てきます。ほんの一部ですが紹介します。

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  • 働きながら余生
  • 多世帯社会
  • コダルト
  • 晩婚晩産化
  • 育ジイ育バア
  • 女性のオス化
  • 生涯独身 男性20%

その後、そのポストイットをグループでまとめて、キラリと光る何かを探していきます。 自分達はユーザー側から、「孤独」というキーワードを見つけて、双方向にやり取りできるような新製品のタネを考えました。 もう一つの方向はテレビの形を変えたらどうかという技術の方からの視点で鏡のように丸だったり、水槽に映すと面白いかもというアイディアが出ました。

参加者から「ターゲットユーザーを絞るということは、他のユーザーを捨てるということではないのか?」という質問がありました。 「捨てるというより、尖らせていくイメージです。ユーザーのさらに奥にある困りごとや感情を掴むことができれば、最終的には他のターゲットにも波及していく」と言ってました。 ルンバの例で、最初は忙しい家族向けだったのが、掃除が大変な老人に好評になったというのを聞いて、なるほどと納得しました。

帰り際に内城さんにマーケティングでオススメの本とかありますか?と聞いたところ、、、 「本ではなく、ヒットしているものについて考え抜くことが重要です」といわれてそれも感動しましたw

あっという間の2時間でした。 次回のDay2を楽しみにして、それまで世の中の製品を色々見ていこうと思います。