RSGT2018 Day1レポート その①
今年こそはきちんとブログを書くぞ!と決意を新たにしてやっていきます。
さて新年もそうそうですが、Regional Scrum Gathering Tokyo 2018(RSGT2018)に来ました。 年々参加者が増えてプラチナチケットの様相を呈してます。 今年はJoy Incのリチャードさんが来るということでめっちゃ楽しみにしていました。 そう言っておきながら、サインしてもらうために用意していた本を忘れてしまったので現地で4冊購入です。 一つは自分、一つは友人用、一つは会社の社長、最後はイベント用です。
スライドはアップされていると思うのでいつものように自分がグッと来たところを中心に書いておきます。
Build a Workplace People Love – Just add Joy
Joy, Inc.の原作者であるリチャードさんの講演。川口さんが(たぶん)一部日本語に直してくれているのでスライドだけでも読みやすいです。
Richard Sheridan - Build a Workplace People Love – Just add Joy - Speaker Deck
なぜ喜びなのか?
- 13歳からプログラミングを始めた。
- リチャードさんの人を喜ばせる原体験は、子供時代にお母さんを喜ばせるために一人で組み立てた棚。
- エンジニアの喜びとは「自分の作ったものが、世に出て、誰かに使われること」。これに尽きる。
メンローでやっている取り組み
- 仕事は必ずペアで実施する。
- スタンドアップミーティングは毎朝10時に60人~70人(犬も)で実施する。そのときバイキングの兜の角をペアで持つ。
- オフィスの壁を取り払ったが、これはオープンオフィスではなく、オープンカルチャ。騒音も受け入れる。
- デモはShow&Tellといって、お客さんにデモをしてもらう。これによりエンジニアが集中する。
- Planning Gameカードはタスクのサイズと紙のサイズが連動していて、まるでブロックのように1イテレーションで入れるアイテムを決めることができる。
伝えたいこと
- 実験していこう(子供と一緒に出社、犬を連れてきた話) fight fear, embrace change, Run the experiment
- 赤ちゃんが一緒だと顧客がやさしくなる。
- 意図的に文化を形成していくことも大事。
人の採用
- メンローでは採用時にペアにして、ペア作業をやってもらう。その過程を見て採用を決める。
感想
ここに書いた以上に濃密な話がいっぱいだったので、リチャードさんの話だけでも札幌から来た甲斐あったーと感じました。
かなり人に焦点を当てて、みんなが快適に、そして喜びを感じる文化と仕組みをしっかり整備しているようです。
良い文化が良い人を醸成していくんだろうなぁと感心しました。近いうちにメンローに見学に行きたいなぁ。
グッと来た取り組みはShow&Tellで、自社で実験してみたい。
心が折れてもソシキ・カイゼンを続けられるたった一滴の魔法
市谷さんとKAIZEN JOURNEYという本を出す新井さんの話。
心が折れてもソシキカイゼンを続けられるたった一滴の魔法 - Speaker Deck
感想
自称普通の人の新井さんが、心が折れそうなことがあっても、何とかやっていくための処方を教えてくれました。
自分も話を聞きながら、コミュニティの仲間はいいなぁと再認識しました。
リチャードさんの話とオーバーラップすることもあり、とても良かったです。
しかし、一滴だと思っていた魔法が二滴目があることと、「その人生で迷ったら、駅すぱあとで。」という名言が頭から消えません。
新井さんが普通の人ではないという疑惑が確信に変わった瞬間でした(笑
サーバント・リーダーシップを掘り下げて考えましょう
近頃自分の中で大ヒットした『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか 』の著者であるロッシェル・カップさんのセッション。
- 作者: ロッシェル・カップ
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- 発売日: 2015/01/30
- メディア: 単行本
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グッと来たところ
- 上の人が変わるのを期待してても仕方ないので、まず自分が変わる。(ガンジーの言葉を引用して)
- Googleの社内調査では 人間関係スキル > 技術スキル。
- スクラムマスターは相手に考えさせる質問をする必要がある。
- 相手にフィードバックするときは否定的な表現を避ける。
感想
セッション後に通常のコマンド型のリーダーからサーバントリーダーへ変わるキッカケはどんなものがあるかを質問してみました。 日本だと恐怖が支配しているために、なかなか変われないとのことです。 まずは安全な場を作らないと、変化することができないと言っていました。いやー 恐怖が支配するって修羅の国ですなぁ。。。 google の話は面白そうなので後で読みたいです。
Google Leadership Lessons and Rules | Jesús Gil Hernández
ということで、その②に続きます~