KPTのK
先日のソフトウェアシンポジウムでKPTについて考えるきっかけ*1がありました。
そこでKPTについて改めて再認識したことを書いておきます。
KというとKeep=良かったこととしてフセンに書き出すのが一般的だと思います。 その際に意識することは、Keepとして挙げた項目の中には『原因となる行動』と『その行動による結果』の両方が含まれているということです。 ふりかえりに慣れていないチームでは、『結果』の方が多く出ていないでしょうか?
例えば、「顧客から感謝された」というフセンがあったときは、これは結果になります。 これだけだと良かったねーで終わってしまいます。 もちろん結果をチームで共有することも大事なのですが、自分達のどういう行動が「顧客から感謝された」ことに繋がったかを考えて、行動のフセンも出すのが良いと思います。
「リリース前に2回デモをおこなった」(いままでは全くやっていなかった)
こういう行動のフセンが出てくるかもしれません。それがKeep(する行動)になります。
これだけKPTの天野さんのSlideShare「KPTのコツを掴め!!」p11にもこの話が載っています。
「良いことは現象なので、続けられない。その現象を引き起こす行動を確認する。」
まとめ
- Keepを出すとき/見るときは行動と結果を意識する
- 良い結果の原因となる行動をKeepする
*1 興味ある人は何があったか直接聞いてください ><