受動態 or 能動態 ②

反響が良かったのでもうちょっと書いてみました。
今回は受動態と能動態のメリットを考えてみようと思います。

受動態のメリット

英訳がしやすい

会社によっては書いたテストケースを翻訳することもあるのではないでしょうか? 主語をはっきり書く英語では受動態はそのまま訳せることが多いです。

チャートが表示されること => A chart is shown.

一方、能動態では主語を補完し、下記のようになります。

チャートを表示すること => System shows a chart.

これだとSystem、System、SystemとSystemが連呼されてしまいますね。

ただし英訳については論文の最近のトレンドは能動態みたいです。ここらへんの記事も面白かったので時間ある方は是非どうぞ。
2014年の記事なので少し古いですが。
https://www.editage.jp/insights/using-the-active-and-passive-voice-in-research-writing

能動態のメリット

文がシンプルになる

能動態のメリットといえばこれですよね。
~されると書くよりも、~すると書いたほうがシンプルでスッキリします。

自分たちが作ってるぞ!感がでる。

当たり前ですが、受動態より能動態の方が自分事のイメージが強くでます。
「チャートが表示されること」より「チャートを表示する」と書いた方が自分たちのシステムがチャートをコントロールしている感がありますよね。

最初にも書いた通り自分はどちらでもいい派なのですが、自分やチームの中で指針などがあると書きやすい&見やすいと思います。