県庁おもてなし課読了
高知旅行に一緒に行ったアニキからもらった一冊の「県庁おもてなし課」という本。
読んでいくと、タダの小説ではなく、ビジネス書にも負けない面白い本だった。
しかもその中に、恋愛、家族愛、郷土愛などが散りばめられていて、ワクワクしながら読めてしまう。
ざっくりいうと県のおもてなし課というところに配属された青年が、高知県を観光立国にするために奮闘していき、憧れだった人に認められていくという小説。
ビジネス書としてみたときに興味深かったところを書いておく。
・(公務員の)想像力の欠如が一番の問題なのだ
→サービスでもソフトでも同じで、使う人のことを常に考えないと。
同じところに留まってしまうとロクなことがないね。
・知的労働を買い叩く会社は大成しませんき
→ですね。。。エンジニアの時間を切り売りする時代は過ぎたかな。
・後追いには後追いなりの後知恵がつけられる。
→特許になっていないようであれば、自分なりの工夫を付け加えていくことで
色々対応できるようになる。
・観光地として成熟しているところはトイレに困らない。
→他の言い方だと「トイレの偏差値」っていう言い回しをしていた。
・不便も商品にしている
→高知の馬路村の話。実際に行ったのだが、確かに村全体がブランドとなっている。
誰が音頭を取ったのか分らないが、驚きのブランディング。
いまや馬路村のゆず商品は東京の一流百貨店に並ぶほど。
北海道も頑張らないといけないねぇ。
もっともっとポテンシャルがあると思うんだけどなぁ。。。