チワワ用の温度計
ソフトウェアテスト技法練習帳について、ka'sさんという方がTwitterでこんな感想をくれました。
示唆に富むツイートだったので同値分割担当として考えてみました。
1.1のお題を解いたのだけど同値分割、境界値分析すごいね。温度が関係するテストって実際の温度との差異とかセンサのヒステリシスとかキガカリーなことが出てくるのだけどそういうのをスコープからバッサリ外してくれて視界がスッキリ。#ソフトウェアテスト技法練習帳
— ka’s (@pbjpkas) 2019年12月25日
簡単そうなチワワ用の温度計(練習帳1.1)ですが、ka'sさんの指摘のとおり、いろいろなテストを考えると実はたくさんあるんですよね。パッと思いつくだけでも以下のようなものがあります。(分類のために品質特性を使ってます)
機能適切性
・温度によって表示メッセージが変わるか ★
機能正確性
・センサーの温度が誤差の範囲内か
・温度上昇と表示の遅延はxx秒以内か
ユーザインターフェース快美性
・見やすいか (色や文字サイズなど)
・愛されるデザインか(チワワの飼い主に受け入れられるか)
回復性
・一旦-30度〜50度になっても壊れないか
資源効率性
・電池の持ちは良いか
今回の問題は★のとこだけに着目していて、テスト全体のほんの一部ということが分かります。
練習帳の問題を解く時にこの問題以外のテストは何があるかなーとか考えると、全体と問題のテストの位置関係を俯瞰的に把握できると思います。
総合問題なんかも良いトレーニングになると思いますので挑戦してみてください。
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