ソフトウェアシンポジウム2020参加報告①

今年もソフトウェアシンポジウムに半分運営側として参加しました。 本当は岩手で実施するはずだったのですが、Covid-19の影響で初のオンライン開催になりました。そのおかげで参加者が増えたのは怪我の功名でしょうか。

QA チームによる顧客要求の抽出・整理を支援する仕組みの構築

speaker 柏倉 直樹 (ディー・エヌ・エー)

カスタマーサービスと設計の間にQAが入って、顧客のクレームから隠れた期待を抽出しているという話です。
ここで面白かったのは一つのクレームについてネガティブ変換とポジティブ変換の2つを実施してそれらを比較しているというところです。クレームっていうのはもっと良くしてほしいという期待の裏返しと捉えて、チーム全体で行動しているのがいいなーと思いました。

例) 不快なワードを含むコメントの削除してほしい

ネガ対策:コメント削除機能の実装
ポジ対策:不快なワードを含むコメントに遭遇しない状態

プロダクトマネージャーが求めるアジャイル開発におけるソフトウェアテストのあり方と品質向上への取り組み

speaker 板東 塁 (リクルートライフスタイル)

開発とQAが分断することなく、一つのチームとして品質のことやテストのことを考えたことで予定通りリリースができ、バグも減ったという報告でした。ここのQAはアウトスプリントQAという形でQAがスプリントの外で動くタイプでした。

いま自分は品質関係のサポートという形で社内のアジャイルチームに関わっていますので参考になることが多かったです。 ただ下記のロジックはちょっと分からなかったので、どこかで聞いてみたいです。

タイトル:コミュニティ型チーム活動の進化 ~ COVID-19 対策サイト開発から学ぶ~

松尾谷 徹 (デバッグ工学研究所)

投稿直前に変更したというCovid-19に関係するディスカッションの司会を務めました。

松尾谷さんからのプレゼンの後、主にOSSコミュニティの仕事の進め方やモチベーションについてディスカッションをしました。
自分の住んでいる北海道も最初からいままでずーーーっとCovid-19と付き合っているため、あまりに興味がありすぎてもう少し話したいと思う内容でした。。。
論文が公開されたらぜひ見てほしいですね。

2日目の午後はワーキンググループを担当したのですが、それは面白すぎたので別エントリにしようと思います。