探索的テストとスクリプトテストの併用パターン
昨日FBに探索的テストの話を書いたら、コメントくれた人が色々な使い方を言ってくれたのでちょっとまとめてみました。
イメージで語らずに具体化すると違いが出て面白ですね。
『探索的テストはスクリプトテストと併用できる』って言ったら、テストクラスタの人は『それは同意!』っていうと思うけど、具体化すると結構違うんですよね~
[2016/04/08追記] スクリプトテスト:テスト設計を事前に行い、テスト手順まで明確にドキュメント化し、その手順に沿ってテスト実行をするテスト。
Aタイプ
Aタイプは最終的にスクリプトテストの結果として全体的なエビデンスが残り、探索的テストで弱いところのバグが出せるので 『エビデンス残したいけど、バグも出したい人』向き。スクリプトテストは全体が対象なのでスクリプトテストの作成、メンテナンスに時間がかかる可能性がありそうです。
Bタイプ
Bタイプは最終的にスクリプトテストの結果として全体的なエビデンスが残り、それとは別に探索的テストを実施し、バグを出します。 ソフトウェアがボロボロの可能性がある場合はスクリプトテスト終了時に開発側に戻せるため、探索的テストの時間が有効に使えます。 探索的テストの範囲は事前に絞れないので、その分時間がかかる可能性があります。
Cタイプ
Cタイプは全体的なエビデンスは残りませんが、短時間で弱い箇所を把握し、その箇所に対してがっちりスクリプトテスト(テスト設計)を行います。 探索的テストを先に実施するので、開発へのフィードバックはDタイプと同様に一番早いと思います。
Dタイプ
Dタイプは期間はBタイプに比べると、期間が短くて済むというメリットがあります。 ソフトウェアがそこそこの出来だと確信している場合、かつ担当者が複数人いる場合はBタイプよりもDタイプを選択したほうが、納期の点でメリットがありそうです。