テストとチェックと探索と。(Testing vs. Checking vs. Exploring)
TwitterでTestingとCheckingとExploringの話があったので、源流をたどってみました。 色々な人の意見を確認して自分にしっくりの定義を選ぶといいのではないでしょうか。
じゃすまるでちらっと話題になった、Satisficeのサイトで探索的テスト3.0とかいう記事を読んでいる。何度か読んできた文章だけれども、これはChecking vs Testingで語っているようだ。Checking + Exploring = Testing学派のぼくとは異なる立場な気がする。ううむ。
— Mark Ward (@mkwrd) March 10, 2020
Testing と Checking
Michael Boltonさんのサイト(2009/8/29)
Testing vs. Checking
https://www.developsense.com/blog/2009/08/testing-vs-checking/
簡単な要約
・Checkingは確認である。(Checking Is Confirmation)
プログラムが失敗しないことにフォーカスを当てるものです。
・Testing は 探索と学習である (Testing Is Exploration and Learning)
「プログラムがどのように動くか、どのように動かないかについて重要なことすべてをしっかりと学習する」ことにフォーカスを当てるものです。
Memo: ここでは完全にCheckingという概念とTestingを分けていますね。
James Bachさんのサイト(2013/3/26)
※Michael Boltonさんと共著。
Testing and Checking Refined
https://www.satisfice.com/blog/archives/856
簡単な要約
Testingとは、質問、学習、モデリング、観察、推論などを含む経験、探索、実験を通じ、製品について学習することにより製品の評価をおこなうプロセスである。
Checkingとは、製品の確認にアルゴリズムをもった決定ルールを適用することにより評価をおこなうプロセスである。
CheckingはTestingの中の要素である。
Memo: Refinedでは完全に分かれた概念ではなく、Testの中の一部にCheckingがあるというイメージのようです。
Explore IT! (2013/2/21)
Explore It!: Reduce Risk and Increase Confidence with Exploratory Testing
- 作者:Hendrickson, Elisabeth
- 発売日: 2013/03/03
- メディア: ペーパーバック
Testing と Checking と Exploringの話が載っています。
Tested = Checked + Explored
Testingには2つの側面があり、それがすなわちCheckingとExploringだといっています。
チェックと探索の両方が終わるまでテストが完了したとは言えません。
Memo: Explore It!自体が探索的テストの本なので、探索に重点を置いているのが分かりますね。
もしこれより古い記述があれば追記したいと思います♪ 連絡ください。