ドラクエ風スキルマップ
あるとき突然『チームのキーマンが抜ける』というイベントが発生しました!
まあ会社という組織ではよくありますよね(苦笑
チームメンバーが不安がっていたので、以前、楽天の川口さんに教えてもらったドラクエ風スキルマップを使って今の状況を可視化してみました。
これもまさにゲーミフィケーションって感じですねぇ~
スキルマップを作る過程
元々はWebアプリケーションエンジニアのスキルマップだったため、自分達に合うように数人でスキルマップを練り直しました。 これだけでもかなり盛り上がりましたッ!! 以下は川口さんのオリジナルから変更したところです。
- 要件定義のスペシャリストとして、商人を追加。
- 旅芸人はマネージメントのイメージに変更
- スキルの方向を上方向に変更
- 盗賊のスキルレベルの見直し
- CやC++をイメージして文言を見直し
- 特性に対応するキーワードを追加
スキルマップを記述する
チームメンバーに実際に記述してもらったところ、通常の無味無臭なスキルマップより楽しくつけることが出来たとのことです。 まずはそれだけでも大成功ッ!!それとともに問題点がいくつかでました。
- 下のスキルはないが、上はあるなど、スキルが飛ぶことがある。
→そのまま素直につけてもらいました。 - 文言が2個あり、片方にしか当てはまらないときはどうするのか?
→そこまで厳密ではないので、今回はどちらかに当てはまればつけてもらいました。
これらの問題点に関しては次回以降の宿題になりそうです。
チームの現状とキーマンが抜けた後の状態を把握する
チームメンバーからのスキルマップを合成して、キーマンがいる現状とキーマンが抜けたあとのイメージを共有しました。 予想通り問題がありそうというのがはっきりと分かりました。(図はイメージです) 自分達は数も出していて、1人は赤、2人は黄色、3人以上は赤色にしてみました。 特にキーマンというだけあり、その人しかもっていないスキルが多いと思います。
やってみた感想
何はともあれ面白くできたのというのが大きいです。
スキルマップつけるのって面倒になること多いですもんね。
特にドラクエ風のスキルマップにすることで、戦士だけのチームを目指すのではなく、いろいろなスキルを持った人がチームに必要なんだよというイメージが伝えやすくなります。
そして自分達のチームの問題点を可視化できるのも効果が高そうです。
まずい状態をメンバー全員で共有できるし、次にどうしたらいいかという話に持っていきやすいと思います。
今回はキーマンが抜けた後の問題点を出したかったので、その前にアイスブレーク的な感じでこのスキルマップのワークを入れました。
とりあえず自分達のスキルマップをみんなでワイワイ作ってみるのをお勧めします。 意外に面白いですよ~
川口さんのオリジナルネタは日経SYSTEM(2015年11月号~)に載っていて、現在好評連載中とのことです。 特にキーマンの離脱に関連するところとしては、日経SYSTEM2015年12月号の「メンバーの離脱について考える」の節に詳しく載っていますので、ぜひ読んでみてください。